口腔外科

口腔外科とは

口腔外科

お口の中は歯だけではなく、歯を支えている顎の骨や舌、歯肉、頬粘膜などの軟組織が存在します。
それらの組織、粘膜の異常を外科的に診断・処置を行い顎顔面、口腔内に生じる疾患に対応する診療科です。お口の中の異常は、様々な全身疾患の一症状として表れることがあります。
「口腔外科」は抜歯処置のみならず、全身症状を考慮する必要があります。患者様の健康状態を第一に考え、問題があれば適切な医療機関を御紹介することもあります。

親知らずの抜歯などの口腔外科処置は平日18:00以降、および土曜日は行っておりません。急性の消炎処置は除きます。詳細な症状などお気軽に御相談ください。
また原則、初診時での抜歯処置は行っておりませんので予めご了承ください。

当院では、難抜歯、口腔粘膜疾患など、口腔外科処置のみの御紹介も受け付けております。
紹介状持参の上、ご連絡ください。

口腔外科の一般的な処置内

1. 智歯(親知らず)の消炎・抜歯処置

当院では、智歯の抜歯に関して、定期的な洗浄、対応策を十分に御説明し、処置を行います。
患者様個々で智歯の状況は様々です。抜歯後に痛みがでる、腫れるという状況はそれぞれ違います。
智歯の状況を十分に御説明した上で処置を行いますので、何でも御相談ください。

■親知らず(智歯)の状態写真
下顎右側(写真左側)の親知らずの状態です。半埋伏歯といい、腫れたり、痛みが生じやすい状態です。抜歯の難易度は患者様により個人差がありますので、適宜御説明いたします。

2.口腔がん・口腔粘膜疾患検診

口腔内には、全身疾患の一症状として様々な疾患が生じます。また、「口腔がん」は、日本ではあまり知られていませんが、近年増加傾向にあると言われています。進行した状態では他の臓器のがんと比較しても予後は悪く、容易に死に至る病気です。
歯科医院で発見されることが多く、定期的な検診が重要です。
口腔は食事摂取・会話など日常生活において重要な役割を果たしている臓器です。それらの役割の機能温存のためにも早期発見・治療が重要とされています。
当院では専門医による口腔がん・口腔粘膜疾患検診」を実施しております。 ご家族の皆様で一度お口の中をチェックしてみてはいかがでしょうか?
問題がある場合は適切な医療機関を御紹介いたしますので御安心ください。

口腔がんの早期発見 -口腔がん検診の必要性-朝日新聞の記事はこちら

左側口底から舌にかけての扁平上皮癌
扁平上皮癌
当院の検診にて早期の「口腔がん」が発見された。

下顎右側歯肉がん
下顎右側歯肉がん

下顎左側歯肉がん
下顎左側歯肉がん
「がん」は早期発見・治療が重要です。

3.粘液嚢胞とは

小児期だけではなく、成人にもよくみられるものに、「粘液嚢胞」という唾液腺(唾液を作り出し、分泌する器官のことです)の損傷による腫瘤があります。特に痛みもなく、本人も少し気になる程度のものですが、大きくなると少し厄介です。
原因は、唇や頬などにある唾液腺が、咬傷などにより傷がついて水風船のような袋を作ってしまいます。中に入っている液状成分は唾液です。自然に消えて治る場合もありますが、大きくなっては咬み、また膨らみを繰り返すうちに、その風船のような袋自体(嚢胞壁といいます)が強くなり、自然には治癒しなくなります。その際は摘出処置が必要になります。
上記の診断・摘出処置は口腔外科専門医であれば基本的な処置ですので、まずは御相談してみてください。

Q. 下の唇の内側に透明なできものがあり、「粘液嚢胞?」と思うのですが・・・痛みはないようで、数ヶ月経過しています。どうしたら良いですか?

A. 御指摘の通り「粘液嚢胞」だと思われますが、他の疾患との鑑別も必要になります。
数ヶ月経過して症状が繰り返しているようでしたら、摘出処置が良いでしょう。
緊急性はありませんので、時間的に余裕のある時に処置を受けることをお薦めします。(但し咬んでつぶれてしますと摘出しにくくなります)
処置は殆どが10分以内で終わるもので、歯を抜いたりする処置と
術後は大差ありません。
小児であれば4~5歳頃から処置が可能と思いますが、治療協力度により判断する必要があります。
何らかの原因があると思いますので、咬み合わせを含めて精査してもらいましょう。

4.インプラント治療

インプラント治療は口腔外科的な処置が関与します。緊急的な対応を含め患者様が安心できる治療を行っております。インプラント治療の詳細は別頁をご参考にして下さい。